阿寒湖アイヌコタンの不思議を体験した夜
多和平のある標茶町から車を飛ばして一気に阿寒湖までやってきました。もうすっかり日は落ちて暗いのになぜかアイヌコタンの街はライトアップされて明るかったです。
夕飯を食べる前にお風呂に入っておこうと、阿寒湖温泉へ。
いわゆる町の銭湯です。でもこの『まりも湯』が忘れられないお風呂となるのです。まず、入口から脱衣所までが狭く丸見え。次にシャワーが壁に据え付けてあり、しかもチョロチョロしか出てこない。シャワーは諦め湯船に浸かろうとしたらやけどしそうな熱さ。しかもまりもが浮いてる・・・。呆然です。番台のお兄さんに「お湯熱いですよ」と言うと「この辺の人はこの位じゃないと・・・」と。特に対処してくれず諦めました。
銭湯の外に出るとたいまつ持って歩く人々に遭遇。「阿寒湖の祭りだよ~♪人間の祭りだよ~♪」と歌が流れてる。今日は何かのお祭りだったらしいです。だからアイヌコタンもライトアップされてたんですね。私もたいまつ持って歩きたかったなぁ~。
この後もなにか催しがあるらしいのでそれまでに腹ごしらえです。
なるとのピンクが濃いんですね。コーンがシャキシャキで美味しかったです。お風呂で温まれなかったので温かいウーロン茶を頼んだら「あーそれは時間がかかるなぁ」「鍋がないからできない」と遠巻きに注文を断られましたとさ。
ビールは出すだけですもんね・・・。
アイヌコタンの祭りの催しはさっきのたいまつで終わりだったようで、何もありませんでした。その代りに阿寒湖アイヌシアターでアイヌの古典舞踊が見られるというので行ってきました。イオマンテの火まつり。
アイヌの人たちは、なんというか人に媚びたりしないんですね、相手が客だろうが愛想を振りまくわけでもなく笑顔で対応するとかもないし。でもそれが不快とは違う・・・。なんか不思議な気分を味わった夜でした。