どうも、遊牧民が大好きな、こまのすけです。
ぼくは、いま静岡県伊東市に住んでいるのですが、友達が遊びに来てくれたら、必ず連れて行くところがあります。
それが大室山です。
木のないハゲ山なのですが、頂上からの眺望がもう最高なんです。
真っ青な空、緑の草原、見下ろす伊東市街、眼前に広がる海と伊豆大島と連なる島々、さらに富士山を眺めることができます。
天気さえ、良ければこんなに綺麗な風景に出会えます。これレタッチでいじってませんからね。スマホ、一眼で撮ったまんまの写真です。もっとたくさん写真がありますが、あんまり見せると実際に行った時の感動が薄れるので、抑え気味で^^
ちなみにこの山で富士山を褒めるのは、やめたほうがいいかも。その理由はのちほど。
余りに美しいところなので、晴れた日はついつい登ってしまいます^^
ああ、でも安心してください。登ると言っても足で登ることはできませんから。
大室山はリストでのみ上がることができる山です。
リフトの料金は良心的な価格で往復、大人が500円、子供250円です。
リフトで山頂まで上がれるので、小さなお子さんや年配の方も安心して絶景を楽しむことができますよ。
また山頂の火口部はぐるっと一周できる舗装された周遊路(お鉢巡り)になっていて、360°のパノラマを楽しみながら周れますよ。
ちなみに一周するのにだいたい20分から30分くらいかかります。多少、アップダウンがあるので、足休めがてら景色を楽しみながら周るといいです。
リフトで下るときの眺望もまた最高です。余韻に浸りつつ下れますよ。
最高の景色を見るなら、空気が澄む冬がおすすめ
晴れていれば、美しい景色を見ることができる大室山ですが、天候次第なところもあります。
どんな山でもそうですが、湿気、雲の厚みが出る夏場は遠くのほうはかすみがかかって、あまり綺麗には見えないんですね。
だから最高の景色がみたいなら冬の晴れた日がねらい目ですよ。
縁結びの神様 イワナガヒメを祭る浅間神社
リフトを降りると、すぐ横に売店があるのですが、その先に下る小さな小さな階段があります。
この階段を下って行くと二手に分かれて、その一方に浅間神社があります。
もう一方は火口部に作られたアーチェリー場へと続きます。ほとんどの人はアーチェリー場の方へ下ってしまうのですが、もったいない。
この浅間神社。社こそ小さいものの富士山、三島大社、そして大室山が一直線に繋がるレイライン上にあるパワースポットだったりします。
たまーに女の子たちが縁結びの神様ということで足を運ぶくらいで、ほとんど人の往来がないのは寂しい限りです。
ちなみにぼくがこの山へ行く最大の理由はこの神社への参拝だったりします^^
参拝したら、その場所からしばらくアーチェリーに興じる人たちを眺めながら、パワーをいただいて帰るのがパターンになってます。
縁というのは男女だけのことではありません。いろいろな縁で人は繋がっているわけで、ぼくはもっぱら仕事面を意識していますけどね。
この浅間神社のパワーは身をもって体感しているので、おすすめです。大室山に登ったら、浅間神社にも足を運んでみてください。
そうそう。この社を越えると抜け道があるのですが、天気がよいとき、この階段を見上げるように写真を撮ると、まるで天空へと続くような写真が撮れます。マイインスタ映えスポットです^^
大室山で富士山を褒めちゃいけない?
大室山浅間神社に祭られている神様はイワナガヒメですが、多くの浅間神社(富士山を神格化した神社)ではコノハナサクヤヒメが祭られています。
この2人、実は姉妹であり、ニニギノミコトという神様のところに一緒に嫁いだことがあったそうな。
美しかったコノハナサクヤヒメは、大切にされたもののイワナガヒメは醜いという理由で送り返されてしまったのです。もともと仲が良かった姉妹でしたが、この件をきっかけにイワナガヒメはコノハナサクヤヒメを恨むようになったとされます。
これに同情してイワナガヒメが祭られる大室山では富士山を褒めると怪我をしたり、不漁になるという俗信が広がったと言うことです。
神話から生まれた話ではありますが、大室山からは富士山を褒めない方がいいのかもしれませんね。
大室山の2大イベント 初日の出と山焼き
大室山の2大イベントと言えば、初日の出と山焼きですね。
たぶん、山焼きのほうが有名ですが、伊豆大島の後ろから登る初日の出も美しい。素晴らしい夜明けを堪能できますよ。
そしてその足で大室山浅間神社に初詣できるのもいい。
まあ、かなりマイナーな神社だからか、ほとんどの人が行きませんけどね。もったいなー
そして山焼き。山がものの10分でこんがりと焼き上がる風景は、圧巻ですね。
一度は見てもらいたいものです。時期は2月の中ごろの日曜日かな。天気によって延期もあるので、山焼きを見るなら公式ホームページのチェックが欠かせませんよ。
大室山の麓にあるさくらの里(公園)から見るのがいいかな。遠くからみても迫力があります。↓
大室山登山リフトオフィシャルサイト
http://omuroyama.com/
大室山登山リフトの料金と行き方
リフトの料金は往復、大人が500円、子供250円です。
大室山は歩いて登ることができませんので、頂上へ上がるにはリフトを利用する必要があります。
さて大室山登山リフトの場所ですが東京方面からは国道135を南下して、グランパル公園前の信号を右折して登って行けば、たどり着けます。
でも今はナビで行くのがほとんどでしょうから、リフトの住所を記載しておきます。
静岡県伊東市富戸1317-5
リフト乗り場周辺には、大きな無料駐車場が3つあるので、大型連休でもなければ駐車場に困ることはありません。
バスで行くなら
伊東駅:シャボテン公園行き(40分)
伊豆高原駅:シャボテン公園行き(25分)
ともにシャボテン公園バス停下車です。