行ってはならない!網走監獄で臭い飯を食らう
網走観光のメインスポット、見るのはいいが入っちゃいけねぇ網走監獄です。
来たかった理由の一つは監獄飯が食べられるということ。
楽しみにしていたと言うとちょっと不謹慎ですが、どんな所なのかどんな生活を送っていたのか興味があるのは確かです。
日本最古で最大の監獄だった網走監獄。
現在の網走刑務所の前身となるもので、場所も今の刑務所からこちらに移設されたものです。
明治時代に作られた監獄として現存するものは網走だけだそうです。入館料は大人1000円。博物館としては妥当な価格ですね。
到着したとき、ちょうど無料のツアーガイドさんがいたのでお願いすることにしました。
小柄な女性でテキパキと事務的な感じでどんどん案内されます。
まず初めに案内されたのが囚人たちのお風呂の様子。
ロッカーに壁がないのは、手前で脱いで向かい側で服を着るという工夫らしいです。
当時の入浴時間はたったの5~6分。効率よく入浴しなければいけませんね。
少ない人数の看守でも管理できるように工夫されたお風呂なんだそうです。
薄暗くて異様な雰囲気を醸し出している廊下。
実際に使われていたこともあって、あんまりいい気分ではないですね。
今日のお天気が雨で寒々しいということもあるかな?
世紀の脱獄犯と言われた白鳥由栄。
昔の人は男性でも小柄だったとはいえ、ここを通り抜けるのは無理でしょ!
昔は脱獄も多かったから囚人服はこんな色↓
展示されて色褪せちゃっていますがオレンジ色の囚人服です。
この他に囚人労働を体験できます。
網走監獄の囚人たちは北海道の中央道を作るために過酷な労働をさせられ、そのまま亡くなってしまった人も多かったそうです。
今の北海道の発展はこの囚人たちによる道路の建設のおかげだと、ガイドさんが語ってくれました。
なんかとても重みを感じました。
本物の刑務所で出されている昼ごはんと同じものが食べられます。
ガイドブックには美味しいと評判、と書いてあったけど。
ん?なんか、味が薄いのかな~?
北海道に来て毎日美味しいもの食べてるからなぁ~。
まぁ、ふつう?
体にはよさそうですけどね。あ、そうそう、臭い飯って言いますね。
あれは、昔 朝一でトイレの掃除をしていたそうで、もちろん昔は汲み取り式のトイレ。
臭いにおいがする中で朝食を食べたのでそのように言われたそうです。
だから今の刑務所の飯は『臭い飯』ではない!とのこと。納得です!